動画の比率・解像度・フレームレートの選び方:投稿先別の一覧とスマホの録画設定
投稿先別の動画の比率、解像度と容量のバランス、24・30・60fpsの見え方の違い、コーデックの互換性、手ぶれ補正、字幕のセーフエリアをひとつにまとめました。
このガイドの内容
動画の比率の選び方は、ひと言でまとめると縦型ショートは9:16、YouTubeの長い動画は16:9、InstagramやFacebookのフィード投稿は4:5か1:1です。解像度はフルHD(1080p)を基本に、トーク動画のフレームレートは30fps、コーデックはHEVCを標準にして、互換性に問題があればH.264に切り替えます。この記事では投稿先別の一覧表で整理したうえで、解像度、フレームレート、コーデック、手ぶれ補正、字幕のセーフエリアを一つずつ解説します。
投稿先別:動画の比率の一覧
各プラットフォームの仕様は変わることがあります。ここでは現時点でもっとも一般的で、失敗しにくい選び方をまとめました。
| 投稿先・用途 | おすすめの比率 | ポイント |
|---|---|---|
| TikTok | 9:16 | 全画面の縦型。ショート動画の定番 |
| Instagramリール・ストーリーズ | 9:16 | フィードでは短めの縦長に切り取られて表示されることがある |
| YouTubeショート | 9:16 | 縦型のショート |
| LINE VOOM | 9:16 | 縦型のショート動画が中心 |
| YouTube(通常の動画) | 16:9 | 長い動画、講座、解説の標準 |
| Instagram・Facebookのフィード投稿 | 4:5または1:1 | 縦長の4:5はスマホの画面を広く使える |
実用的な原則はひとつ。まずメインの投稿先を決め、それから比率を決めることです。ひとつの映像をすべての比率に無理やり当てはめると、どれも中途半端な仕上がりになりがちです。
解像度:4K、フルHD、HD
- 4K:もっとも精細で、編集で切り抜いたり一部を拡大したりしても劣化が目立ちにくい。YouTubeの長い動画や大きな画面で見せる映像に向いています。ただしファイルはかなり大きく、スマホの容量にも編集用のパソコンにも負担がかかります。
- フルHD(1080p):ほとんどの場合にちょうどいいバランス。ショート動画のプラットフォームはこの解像度が中心で、ファイルサイズも扱いやすい大きさです。
- HD(720p):ファイルがいちばん小さい。手早く共有したいとき、社内向けの動画、容量に余裕がないときに。
毎週たくさんのショート動画を撮るなら、普段は1080pで十分です。あとで切り抜きや構図の調整が必要な1本だけ、4Kで撮りましょう。
フレームレート:24・30・60fps
| フレームレート | 見え方 | 向いている動画 |
|---|---|---|
| 24fps | 映画のような質感。動きにわずかなブレ | 雰囲気を大切にしたVlog、ブランドムービー |
| 30fps | 自然で標準的 | トーク、講座、日常のほとんどの動画 |
| 60fps | 動きがとてもなめらか | スポーツ、すばやい実演、スロー再生にしたい映像 |
フレームレートを上げるほど、1コマあたりに使える光の時間が短くなり、より多くの光が必要になります。室内が暗いまま60fpsで撮ると、映像が暗くなったりノイズが増えたりしがちです。動きの少ないトーク動画なら30fpsがいちばん安心。インカメラで近くから撮るときは、Cameratel の「リングライト」をオンにして、画面の縁の光で顔を少し明るくする方法もあります。
コーデック:HEVCとH.264
- HEVC(H.265):同じ画質ならファイルが小さく、容量が限られているときや4Kで撮るときに向いています。
- H.264:互換性がもっとも高く、ほぼすべてのパソコン、編集ソフト、Webサービスでそのまま開けます。
基本はHEVCで問題ありません。古いパソコンで編集する場合や、送った相手が開けなかった場合は、H.264に切り替えて撮り直しましょう。迷ったら10秒ほど試し撮りし、実際に使うパソコンと編集ソフトで開いてみるのが、仕様を調べるより早い確認方法です。
手ぶれ補正とグリッド
手ぶれ補正は、手持ちや歩きながらの撮影で役立ちます。三脚に固定しているなら、オンでもオフでも大きな差はありません。端末によっては手ぶれ補正をオンにすると画角が少し狭くなるので、構図には余裕を持たせておきましょう。
グリッドは構図づくりの心強い味方です。表示したら、目を上側の線の近くに置き、床や机、本棚が水平になっているかを確認します。これだけで映像がぐっと整って見えます。
字幕と文字のセーフエリア
縦型プラットフォームの画面には、さまざまな表示が重なります。上にはアカウント名、下にはタイトルや説明文、右側にはいいね・コメント・シェアのボタン。この範囲に置いた字幕や文字は、隠れてしまう可能性があります。
目安として、次の点を意識しましょう。
- 大事な文字と字幕は画面の中央より少し下に。ただし下端ぎりぎりには置かない。
- 顔は画面の上半分に置き、右側のボタンに表情がかからないように。
- スタンプや大きなテロップは、字幕と重ならない位置に分けて配置する。
- 投稿前にスマホでプレビューし、視聴者と同じ見え方で確認する。
字幕ファイルの形式とアップロード方法はSRTファイルとは?字幕の形式と使い方で解説しています。
よくある場面別のおすすめ設定
- TikTok・リール・ショートのトーク動画:9:16、1080p、30fps、HEVC、グリッドはオン。
- YouTubeの解説・講座動画:16:9、1080pまたは4K、30fps。古いパソコンで編集するならH.264。
- Instagram・Facebookのフィード投稿:4:5、1080p、30fps、人物は中央に。
- すばやい商品の実演やスポーツ:60fps。光は十分に用意します。
- 映画のような雰囲気のブランド動画:24fps。色のスタイルもそろえます。
- LINE VOOMやストーリーズの気軽な投稿:9:16、720pか1080p。ファイルが軽く、すぐに投稿できます。
これらの設定は、Cameratel ならすべてアプリの中で選べます。HD・フルHD・4K、24・30・60fps、H.264またはHEVC、手ぶれ補正とグリッド、そして9:16・16:9・1:1・4:5の4つの比率。撮影の段階で比率を決めておけば、編集で切り抜く必要がありません。撮影機能の一覧はプロンプターカメラをご覧ください。
スマホの置き方や構図についてはスマホで自分を撮影する方法を、縦型のショート動画の原稿を用意するならショート動画の台本テンプレート10選から始めてみてください。
よくある質問
縦型と横型の両方に投稿したいときは、どう撮ればいいですか?
いちばん確実なのは、縦と横で別々に撮ることです。1回で済ませたい場合は4Kの横型で人物を中央に置いて撮り、あとで縦型に切り出しますが、画質と構図は多少犠牲になります。
アップロードすると画質が落ちるのはなぜですか?
プラットフォーム側で動画が再圧縮されるためです。1080p・30fpsのような一般的な設定で書き出し、安定した通信環境でアップロードすると、劣化を抑えやすくなります。
縦型9:16の動画の解像度はいくつですか?
フルHDの縦型なら1080×1920、4Kの縦型なら2160×3840が一般的です。迷ったら1080×1920にしておけば、ほとんどのショート動画プラットフォームに対応できます。