字幕

SRTファイルとは:字幕の書き方、YouTubeなどへのアップロード方法、よくあるエラー

SRTファイルの形式、焼き込み字幕との違い、各プラットフォームへのアップロード、字幕ファイルが使えない場合の対処、文字化けやずれ、翻訳の手順をまとめました。

Cameratelチーム 8分で読めます 更新日:
このガイドの内容
  1. SRTファイルの中身はこうなっている
  2. 焼き込み字幕と字幕ファイルの違い
  3. YouTubeにSRTファイルをアップロードする手順
  4. Facebook、Vimeoなどほかのサービス
  5. 字幕ファイルが使えないプラットフォームでは
  6. SRTのよくあるエラーと直し方
  7. SRTで多言語の字幕をつくる

SRTファイルとは、もっとも広く使われている字幕ファイルの形式です。中身はただのテキストで、字幕1枚ごとに番号、表示する時刻、字幕の文字の3つが書かれています。動画とは別のファイルとして保存され、YouTubeやFacebook、多くの講座プラットフォームでアップロードでき、視聴者が字幕のオンオフを選べます。この記事では、SRTの中身、焼き込み字幕との違い、アップロードの方法、よくあるエラーの直し方を順に紹介します。

SRTファイルの中身はこうなっている

SRTファイルをテキストエディタで開くと、次のような内容になっています。

1
00:00:00,500 --> 00:00:03,200
こんにちは、佐藤です。

2
00:00:03,400 --> 00:00:06,800
今日は3分で、プロンプターの基本を話します。

3
00:00:07,000 --> 00:00:10,500
まず、原稿を短く区切りましょう。

1行ずつ見ていきましょう。

  • 番号:1から始まり、順番に増えていきます。
  • 時刻:「時:分:秒,ミリ秒」の形式で、開始と終了を「-->」でつなぎます。矢印の前後には半角スペースが1つずつ入ります。ミリ秒の前はカンマで、ピリオドではありません。
  • 字幕の文字:1〜2行。長すぎると読み切れません。
  • 空行:字幕と字幕の間は1行空けます。これがSRTで字幕を区切る目印です。

ただのテキストなので、直すのも、翻訳するのも、保存しておくのも簡単。これがSRTがいちばん普及している理由です。

焼き込み字幕と字幕ファイルの違い

比較焼き込み字幕字幕ファイル(SRTなど)
どこにあるか映像の中に描き込まれている動画とは別のテキストファイル
視聴者がオフにできるかできないできる
多言語対応言語ごとに別の動画が必要1本の動画に複数言語の字幕を追加できる
公開後の修正動画を書き出し直すファイルを直して再アップロードするだけ
対応プラットフォームどこでも表示される字幕ファイルのアップロードに対応している必要がある

判断の目安はシンプルです。投稿先が字幕ファイルに対応していればSRT、対応していない場合や、開いた瞬間に誰でも字幕が見えるようにしたい場合は焼き込み。両方使うクリエイターも多く、YouTubeの横型の長い動画にはSRTをアップロードし、同じ内容を縦型のショートに編集するときは字幕を焼き込んだ版を使う、という使い分けがよく見られます。

YouTubeにSRTファイルをアップロードする手順

YouTubeは字幕ファイルにしっかり対応しています。流れはおおむね次のとおりです。

  1. YouTube Studioにログインし、左のメニューで「字幕」を選びます。
  2. 字幕を追加したい動画を選びます。動画の言語が未設定なら、先に設定します。
  3. 「言語を追加」で字幕の言語(日本語、英語など)を選びます。
  4. その言語の字幕の追加から、「ファイルをアップロード」を選びます。
  5. SRTファイルを選び、画面の案内に沿って進めたら「保存」または「公開」を押します。

画面の名称は変わることがあるので、最新の手順は公式ヘルプのYouTubeヘルプ:字幕を追加するで確認してください。対応している形式と文字コードの条件はサポートされる字幕ファイルにまとまっています。SRTは書式なしのUTF-8で保存しておく必要があります。

Facebook、Vimeoなどほかのサービス

  • Facebook:動画の編集画面や投稿の設定に字幕の項目があり、SRTをアップロードできます。ファイル名に言語コード(例:video.ja_JP.srt)が求められる場合があるので、うまくいかないときはファイル名を確認しましょう。
  • Vimeo:動画の設定にある字幕の項目から、SRTやWebVTTをアップロードして言語を選びます。
  • LinkedIn:動画を投稿するときの設定で、字幕ファイルを添付できます。
  • 講座プラットフォームや社内の学習システム:字幕に対応しているかどうか、SRTとWebVTTのどちらに対応しているかは、各サービスのヘルプで確認します。

ボタンの名前はよく変わります。見つからないときは、各サービスのヘルプで「字幕」や「キャプション」と検索するのが早道です。

字幕ファイルが使えないプラットフォームでは

TikTok、Instagramリール、LINE VOOMのような縦型ショート動画のプラットフォームには、基本的に字幕ファイルを読み込む仕組みがありません。いちばん確実なのは、字幕を映像に焼き込んでから投稿することです。

Cameratel でプロンプターモードを使って撮った動画には、原稿から作られた字幕が自動で付いています。.srtファイルを書き出してYouTubeに使うことも、ワンタップで焼き込んでショート動画のプラットフォームにそのまま投稿することもできます。1つの原稿から、2種類の字幕が手に入るわけです。焼き込む前に、字幕なしの元の動画も残しておくと、あとで字幕を直したり言語を変えたりするときに便利です。

SRTのよくあるエラーと直し方

  • 日本語が文字化けする:文字コードがUTF-8になっていません。古い環境で作ったファイルはShift_JISのことがあります。テキストエディタで開き、UTF-8で保存し直してからアップロードしましょう。
  • 字幕全体が早い・遅い:全体のタイミングがずれています。字幕編集ソフトで全体を一括でずらすほうが、1つずつ直すよりずっと速いです。
  • アップロード時に形式エラーが出る:時刻のカンマ、「-->」の前後のスペース、字幕と字幕の間の空行を確認します。全角の数字やスペースが混ざっていないかも要チェックです。
  • 字幕が一瞬で消える:表示時間が短すぎます。長い文を2つに分けるか、終了時刻を少し延ばします。
  • 1枚の字幕が長すぎる:3行以上になったら分けましょう。縦型の動画では特に注意が必要です。

SRTで多言語の字幕をつくる

海外の視聴者にも届けたいなら、SRTで多言語の字幕を用意するのは簡単です。

  1. 元の日本語のSRTを書き出します。たとえば Cameratel のテイクから書き出し、コピーを1つ作ります。
  2. 文字の行だけを翻訳し、番号と時刻はそのまま残します。
  3. ファイル名で言語を区別します(例:video.ja.srt、video.en.srt)。
  4. YouTubeなどに、言語ごとにアップロードします。

翻訳すると文が長くなることがあるので、各字幕が2行に収まっているかを確認しましょう。字幕全体の考え方と配置は動画に自動字幕をつける方法を、動画そのものの比率とセーフエリアは動画の比率・解像度・fpsの選び方を、書き出しと焼き込みの機能は自動字幕機能をご覧ください。

よくある質問

SRTファイルは何で開いて編集できますか?

メモ帳などのテキストエディタで開けます。Macのテキストエディットを使う場合は、標準テキスト(プレーンテキスト)にしてから編集し、文字コードはUTF-8で保存しましょう。

SRTとVTTの違いは何ですか?

どちらも字幕ファイルで、中身はよく似ています。VTT(WebVTT)はWebのプレーヤーでよく使われ、時刻のミリ秒の区切りがピリオドです。SRTはカンマを使い、対応しているサービスやソフトがもっとも多い形式です。

アップロードしたのに字幕が表示されないときは?

まずプレーヤーの字幕ボタンがオンになっているか、言語が正しいかを確認します。そのうえで、ファイルがUTF-8で保存されているか、時刻の書式が崩れていないかを見直しましょう。

SRTの字幕を動画に焼き込むことはできますか?

できます。多くの編集ソフトでSRTを読み込み、字幕入りの動画として書き出せます。Cameratel で撮った動画なら、アプリ内でワンタップで焼き込めます。